国際ロータリー第2780地区

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ガバナー挨拶
久保田 英男氏

国際ロータリー第2780地区 2020-21年度ガバナー

久保田 英男


2020年、新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大は瞬く間に世界へ拡がり、見えない脅威から身を隠すように人々は家に籠り、町は突然静まりかえり、ただ恐怖が過ぎ去るのを待つ生活が続きました。ロータリークラブも早いクラブは、緊急事態宣言発令前の二月下旬から例会を中止され、三月から五月にかけてはほとんどのクラブが例会を見送りました。地区の活動においても3月に予定されていた会長エレクト研修セミナー(PETS)と地区研修・協議会は、オンラインによる開催に変更され、6月のホノルル国際大会も中止、替わってバーチャルによる開催となりました。かつてこの様な事があったでしょうか。

申し遅れました、私は2020-21年度国際ロータリー第2780地区ガバナー・鎌倉RC所属の久保田英男です。もしこの様な事態にならなければ、年度前のセミナー等で就任前、皆様の前で、2020-21年度の展望や計画を直接お話しさせて頂き、皆様の反応やご意見を参考に新年度を迎えるはずでした。しかし、それらは叶う事なく、全く違う形、経験のないスタートとなりました。この自粛期間中、不安と虚無感の中、新年度を迎えるにあたり計画変更を余儀なくされた事実を受け入れ、全くの未経験、短い時間で、PETS等の代替手法を考え実行するのには、正直なところかなりのエネルギーを必要としました。もちろん、私一人ではなく多くの人たちの協力と連携があって出来たことです。それも集まって打合せの出来ない中、慣れないリモート作業がいかに大変だったか、そして、それを経て、今ここに新年度を迎えることができ、協力参加して頂いた皆さんには感謝しかありません。

この状況にあって、「できない」と諦めることは簡単でした。しかし、これを「私たちに与えられた機会」とポジティブにとらえ、「どうしたらできるか」を考え、それを迷うことなく実践し、それを信じて完成してくれた結果がこれらとするならば、正に今私たちは、扉を開き新しい世界を手に入れたのです。小さな成功体験かもしれませんが、この積み重ねが大切なのです。伝統はこうして作られるのだと思っています。

こうして見ると、実は一方で、私たちはこれまでの生活様式を見直す機会になったのかもしれません。今回のPETSや地区研修・協議会は、この環境でなければオンラインで行うことを、考えなかったでしょう。そして、多くの皆さんが参加して頂いたことで、新しい選択肢と課題を私たちは得ることができました。また、一方でやはり直接集まって、直に声を聞く有難味も感じています。

さてこの様なスタートとなった2020-21年度ですが、皆さんはどのような一年になると思われますか。

今年度ホルガー・クナークRI会長は、『ロータリーは機会の扉を開く』をテーマに選びました。この数か月の経験を経て一層、この言葉が意味すること、指し示す方向、皆さんもお分かりのことと思います。その扉は無数にあります。そして、その鍵を持っているのは皆さんです。すでに一つ私たちは新しい扉を開きましたね。まだまだたくさんある扉を、また一緒に開き、その先にある壮大な世界を一緒に体験しましょう。2020-21年度が、ロータリーにとって、あなたにとって素敵な未来に向けて入口でありますように。

国際ロータリー第2780地区 2020-21年度ガバナー
久保田 英男